自分でできる！男の薄毛ケア

薄毛は多くの男性にとっての悩みの一つ。特に30代から50代の男性にとって、薄毛は仕事や日常生活における自信を奪う要因となることも。しかし、薄毛の原因とその対策を知れば、薄毛の進行を抑えることは可能です。今日は、私が自宅で実践する薄毛ケアを中心に薄毛に関する情報をお届けします。

薄毛の原因と対策

薄毛は、大きく男性型脱毛症と女性型脱毛症に分かれます。女性型脱毛症は、更年期以降、男女の区別なく発症します。

ここでは、主に20代以降の男性に、男性ホルモンなどの影響で発症する男性型脱毛症(AGA)について解説します。

AGAの原因

AGAの主な原因は、男性ホルモンの一つである「DHT」です。DHTが増えると、髪の毛が成長する期間が短くなり、徐々に髪の毛が細く、短くなってしまいます。

AGAの対策

AGAの対策は3つあります。

血流を良くする

頭皮の血流を良くすることで、髪の根元（毛根）に必要な栄養を届けることができるようになります。これにより、健康な髪の毛が育つ環境が整います。

必要な栄養を摂取する

髪の毛に必要な栄養（たとえば、ビタミンやミネラルなど）を食事やサプリメントからしっかりと摂取することも、AGAの改善に役立ちます。特にたんぱく質、たんぱく質をアミノ酸に変える際に作用するビタミンB2やB6、亜鉛などは、発毛に重要な栄養素になります。

DHTの量を減少させる

AGAの治療の主な方法は、このDHTの作用を弱めるか、またはその量を減少させることです。この方法で、髪の毛が成長する期間が正常に戻ることが期待されます。

薄毛ケア前の下準備

自分でできる薄毛ケアは、夜の洗髪と1日を通しての食事が中心になります。血流をよくすることと、必要な栄養を摂取することを心がけましょう。次のものを準備してください。

1. シャンプー
   • 基本的には、いつも使っているものでOK。
   • ごしごしと擦るのがNGなので、強いて言えば、泡立てやすいものをおすすめします。
   • 自分の肌質（乾燥肌、脂性肌、敏感肌など）に合わせたシャンプーを選べるようになると、もっといいかもしれないです。
2. 化粧水
   • 頭皮も顔も、役割は外気から体を守ることです。顔と同じように、洗髪をした直後の肌は、水分が失われやすい状態です。そのため、すぐに化粧水を使用して肌の水分を補給することが大切です。
   • 保湿、という目的が同じアフターシェーブローションでも代用可。
3. 乳液
   • 化粧水で肌を整えた後、乳液を使ってさらに保湿を行います。乳液は化粧水の水分を閉じ込め、肌の水分バランスを保つ役割があります。
   • 化粧水で補った水分が蒸発しないように、乳液の油分でコーティングするイメージ。
   • 肌と違い、頭髪には整髪剤を付けることが多く、整髪剤には油分が多く含まれているので、乳液の量の調整は必要かもしれません。
4. ドライヤー
   • ドライヤーを使わないと、頭皮の水分で雑菌が発生しやすくなってしまいます。洗髪後は、必ずドライヤーで乾かしましょう。
   • 温度が高すぎると頭皮や髪の毛にダメージを与えることがあります。
   • 中温または低温、頭皮（スカルプ）など細かい温度設定がある機種を選ぶようにしてください。
5. サプリメント
   • 成人男性は、1日のタンパク質摂取の目安が、およそ体重÷1000です。60kgの男性の場合、60gのタンパク質が必要です。
   • 亜鉛は約10mg、ビタミンB2は約1.6mg、ビタミンB6は約1.4mgです。摂取量が足りないと、髪の材料となる分が確保されない可能性があります。
   • 食事で摂取するのが理想ですが、足りない場合は、サプリメントで補いましょう。
   • 取りすぎには注意しましょう。プロテインは腎臓などへの影響、亜鉛は貧血や胃の不調、ビタミンB6は五感などの感覚が弱くなることなどが懸念されます。

手順

ポイント

マイプロテインのプロテインは、付属のスプーン1杯で約25gのプロテインを摂取。

マルチビタミン＋ミネラルでは、1日の所要量の約半分を摂取できます。