ChatGPTをはじめとする、生成AIの発展はすごいですね。私たちの生活のさまざまな面でその影響を受け始めています。今回は、オリジナルのGPTを作ることができる機能「GPTs」を使用して、パーソナルカラーを提案するGPTを作成しましたので、作り方と、作者のドメイン登録の方法をご紹介します。ホントに簡単。
パーソナルカラーとは?
個人の肌の色、目の色、髪の色などに最もよく合う色の範囲を指します。パーソナルカラーは主に肌の色調と色温度(暖かい色か寒色か)に基づいて決定され、一般的には「イエベ春」「ブルべ夏」「イエベ秋」「ブルべ冬」の4つのカテゴリーに分けられ、専門家はさらに細かいカテゴリーに分ける場合もあります。そして、それぞれのタイプには、似合う色や避けるべき色があります。このため、自分のタイプと似合う色を知り、顔に近い所にその色を持ってくることで、その人の全体の印象が向上すると言われています。
前提
GPTsは、有料版ChatGPTの機能です。また、「GPTs」の機能で作成したオリジナルのGPTの利用も、2023年11月時点では有料版ChatGPTのユーザーのみが利用できます。
手順
1.Create a GPTを選ぶ
2.日本語でお願いする
ChatGPTとの対話で、どんなツールにするかを決めていきます。英語で会話する方が精度は高そうですが、ここでは日本語で進めていきます。
3.作りたいツールの内容を日本語で指示する
今回は、写真から髪、瞳、肌の色を解析してパーソナルカラーを導き出すことを試します。
結局途中から英語に。ここではChromeの翻訳機能で対処。
GPTの名前は、提案された名前でも、自分で考えた名前でもOK。自分で考えた名前にする場合や、さらに別の名前の提案を受けたい場合はInputBoxにその旨を入力します。日本語でも英語でも可。
4.アイコンのイラスト決定
名前を決定したら、そのままツールのアイコン画像も生成してくれます。
…ちょっと目が怖かったので、別のイラストを提案してもらいます。この指示も日本語で記入。アイコンを4分割して、パーソナルカラーを表したかったので、位置を指定。
イメージに近いものができたのでこれでアイコンは完成。
5.ツールのテスト
このやり取りだけで、なぜかツールできてしまっているそうなのでテスト。
…できてますね。すごい。ただ、自画像イラストだったせいか、春夏秋冬全部言われてるのでそこは要修正。
6.修正方法
修正も日本語で依頼するだけです。ここでは、パーソナルカラーを1つだけ提案するように修正を依頼。
1つだけ提案するようになりました。
7.ドメインの登録
作成者の登録を行うことができるので、登録。ChatGPT登録アカウント名での登録または、サイト名の登録ができる模様。ここでは、サイト名「https://otokobiyo.com」で登録する手順をご紹介。
Nameのチェックを外し、Websiteのチェックを入れます。その後、Verify new domainを選択。※登録後にスクリーンショット撮ったので、もしかしたら手順違ってるかもしれません。
Add a new domainのInputBoxに作成者として表示したいドメイン名を入力。ここではotokobiyo.comを入力。https://を入力すると、エラーで進まないので注意。
ドメインの所有権を確認するための、DNSのTXTレコードの登録用の値が出力されるのでコピー。ここでは確認ボタンを押さないようにしてください。
DNSレコードを設定。僕はシン・レンタルサーバーを契約しているので、そちらの管理画面です。契約中のレンタルサーバーの管理画面へ移動して設定してください。シン・レンタルサーバーの場合は、ホスト名空欄
ChatGPTの画面に戻り、確認を押す
成功すれば、Byの後に、認証済みドメインとリンクが設定されます。この場合はBy otokobiyo.comと表示されます。
公開する場合は、Updateを押して、Only people with a linkを選択。Confirmを押します。
8.自作GPTをみんなに使ってもらう
Confirmを押した後、公開URLが出力されるので、有料版ChatGPTユーザーのコミュニティなどでお知らせする。
GPTs非公式ディレクトリ
Publicって何?
Publicは、まだ有効になっていないリンクです。11月下旬にオープンされる「GPTストア」に公開するためのチェックボックスです。ストアに入ると、GPT が検索可能になり、リーダーボードに上がる可能性があります。今後数か月間で、GPT を使用している人の数に基づいて収益を得ることができるようになるとのことです。
まとめ
本当に簡単に、欲しかったツールを作ることができました。パーソナルカラーを知っていると、自分に似合う色の傾向が分かります。写真を送るだけで手軽に簡易的なパーソナルカラー診断を楽しめるので、したことがない方はぜひ使ってみてください。また、本格的に興味が出てきた場合には、より詳細な診断を行う専門家もいますので、そちらを利用されることをお勧めします。
今後改良して、精度を上げたり、パーソナルカラーに適したネクタイのや洋服の着こなしなどを提案できるようにしていきます。